【上越市】町家Weekはイベント盛りだくさん! 雁木町家で着物の魅力に触れてみませんか?
毎年3月8日は、マーチ(3月)にヤ(8日)で「町家の日」です。その前後一週間を「町家Week」として、京都を中心に、日本全国で町家を舞台にしたイベントが開催されています。
上越市高田は、今年で3年目の参加となります。上越市本町にある呉服店「きものの小川」では、町家の日イベントの一つとして、2025年3月8日(土)〜15日(土)の期間中、2階のお座敷を特別公開して「昔のきもの」を展示しています。
この着物は、お宮参りの際に赤ちゃんが初めて身につける祝い着です。特に女の子用の着物は、どれも目を引く鮮やかな色合いで、よく見るとバラやチューリップなどモダンな絵柄が特徴です。
どの着物も明治・大正時代のもので、着物の柄や作り方が時代によって違うので、いつの時代のものかが判別できるそうです。
町家の特徴である吹抜けや渡り廊下なども間近で見学できるほか、江戸時代に高田城を中心にどのように高田城下町がつくられたのか、私たちが暮らす高田のまちの歴史を詳しく教えていただきました。
また、12日(水)には、このお座敷にて二胡の演奏も行われます。公開展示、二胡演奏とも無料で誰でも見学が可能です。(予約も不要)
「きものの小川」は、江戸時代から続く老舗の呉服店です。建物自体は、昭和初期におきた大火のあとに建てたもので、約90年ほど経つそうです。
1階の店舗では、着物や和小物だけでなく、手ぬぐいや和食器などの可愛い雑貨も販売しています。
店主の小川さんは「このイベントをきっかけにたくさんの人に来ていただき、着物や町家に興味を持ち、この文化を次世代に残したいと思ってくれる人が少しでも増えてくれたらうれしい」とおっしゃっていました。
皆さんもこの機会にぜひ、歴史ある高田の町家巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
「きものの小川」はこちら↓