【上越市】原広司氏の名作住宅「浮遊のいえ」を体感できる内覧会開催。泊まれる建築として再生中です

上越市高田エリアに、日本建築界を代表する建築家・原広司氏が設計した住宅「浮遊のいえ(旧北川邸)」があるのをご存じでしょうか。梅田スカイビルや京都駅ビル、札幌ドームなどの設計で知られる原広司氏の思想が、住宅スケールに凝縮された名作です。

浮遊のいえ(旧北川邸)

この住宅は、1986年に原広司氏が義理のご両親のために設計したもので、「有孔体と浮遊の思想」から旧北川邸を「浮遊のいえ」と名付けたそうです。
光の入り方によって家の中に風景が入り込むような空間となっており、時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるのも特徴の一つです。

浮遊のいえ(旧北川邸)

一時は10年ほど空き家となり、存続の危機にあったそうですが、東京大学で建築を学び、学生時代から何度も高田に訪れていた現オーナー・久野遼さんが、5年ほど前にこの住宅の存在を知ったことをきっかけに保存・再生を決意し、2025年2月からは、一棟貸しの宿泊施設として新たな歩みを始めました。

浮遊のいえ(旧北川邸)

給湯器や空調など最低限の改修にとどめ、建築当時の姿をできる限り残した空間は、まさに「泊まれる美術館」です。
原広司作品に実際に宿泊できる場所は、全国でもここだけ。空間全体を体験できるよう、家具も建物との相性や光の入り方を意識して選んでいるそうです。

浮遊のいえ(旧北川邸)

今後は、建築を学ぶ学生に向けた企画や、お得に宿泊できるプランなども検討しているそうで、建築をより身近に感じられる場としての展開にも期待が高まります。

浮遊のいえ(旧北川邸)

現在、「浮遊のいえ」では、次世代へこの建築を残していくための修繕プロジェクト(クラウドファンディング)を実施中です。豪雪地帯特有の湿気や雪の重みにより、屋根の劣化や内装クロスの剥離が進んでおり、大規模な修繕が必要な状況だといいます。

浮遊のいえ(旧北川邸)

浮遊のいえ
上越市高田にある「浮遊のいえ(旧北川邸)」は、1986年1月30日、世界的建築家・原広司氏が家族のために設計し …

今回の特別内覧会は、そんな節目のタイミングに、「原広司氏の空間構成や光の入り方、そして建物のありのままの姿を見てほしい」という想いから企画されました。普段は宿泊者専用のため一般公開は行われていませんが、この日は事前申し込み不要で誰でも見学できます。

浮遊のいえ(旧北川邸)

初回は、2026年1月17日(土)に行われ、興味を持った多くの建築ファンや地域の方が訪れました。次回の特別内覧会は、 2026年2月7日(土)9:00〜11:00に開催予定です。
なお、敷地内に駐車場はございませんので、近隣の大手町駐車場(上越市大手町7-3)などをご利用ください。

浮遊のいえ(旧北川邸)

40周年を迎える名建築を、実際に歩き、光を感じ、空間を体験できる貴重な機会です。皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

浮遊のいえ(旧北川邸)

浮遊のいえ(旧北川邸)
住所
〒943-0838 新潟県上越市大手町6-11
営業時間
【特別内覧会】
・ 2026年2月7日(土)9:00〜11:00
※宿泊予約は、下記の公式サイトからお申し込みください。
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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